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vol.5

スペシャルモデルができるまで

派手なデザインで早くも話題になろうとしている
「FROGMAN」のスペシャルモデル。
その制作過程を追いながら、カシオが大切にしているCMF(Color・
Material・Finish)をご紹介します。
派手でありながらも高い性能も備える。そんなムチャ振りなオーダー
に応えるために、全力でデザインしました。

時計デザイナー モリサワ

制作スタート!

カエル探しの日々

まず、モチーフを決めるのは簡単でした。
「FROGMAN」だから、カエル。ただ、そこにスペシャルモデルとしての“派手”さを取り入れる。そこからはインターネットで、はたまた図鑑で、カエル探しの日々。そうして発見したのがボルネオレインボートードという、なんと毒ガエルでした!

© AFP/CONSERVATION INTERNATIONAL/INDRANEIL DAS

COLOR

カエルの色を表現

この毒ガエルのカラフルなグラデーションをどう再現するか。ステンレスの着色はイオンプレーティング処理、素材表面の高低差でグラデーションが生まれます。そこで、リングに細かな溝を入れると、そこに高低差ができて、微妙なグラデーションが表現される。それはとても美しい!技術とひらめきを駆使すれば、色彩表現は広がるのです。

どうする?グラデーションの表現

Material

マテリアルを活かす

マテリアルについては、最初は色も含め、個々のパーツをバラバラにするという考えもありました。結局は、カラフルなうえに素材まで多彩になるとまとまりがなくなるということで、パーツはメタルでビシッと揃える!で決着。色やデザインとの兼ね合いで扱う素材も決まってくる。CMFとは全体性。

Finish

フィニッシュはボツボツで

ボルネオレインボートードにはボツボツがある。これは毒腺で、ベゼルに手描きで再現しました。有機的に見せるため、ひとつひとつ、間隔、サイズ、色を検討しながら描きました。とにかく大変でした。毒ガエルのボツボツを、こんなに一生懸命に再現した人間は、そうはいなでしょうね。

手で描いています!

振り返ってみて

派手なモデルになりました。しかもISO規格が適応され、ダイビングギアとしても一級品です。あと、裏ブタの「FROGMAN」のキャラクターも、カラダ中にボツボツがあるんですよ。遊び心が効いたスペシャルエディション。こんなモデルをつくることが許されるG-SHOCKというブランドは、とても懐が深いです。

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  4. Finish
  5. 振り返ってみて

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