デザイン

vol.2 スポーツライフスタイルG-SHOCK

日々、私たちが生み出している商品を、開発の流れを交えて担当デザイナー本人の視点から語ります。
第2回目はスポーツスタイルとG-SHOCKを掛け合わせた「スポーツライフスタイルG-SHOCK」のデザイン開発ストーリーをご紹介します。

スポーツ×G-SHOCKとは・・・

ランニングやトレーニングが普段の生活やファッションに取り入れられる時代。そんなカルチャーにマッチする、これまでに無い「スポーティG-SHOCK」を作るべく企画がスタートしました。G-SHOCKの既成概念を取り払うために、G-SHOCKチーム以外のメンバーも加え、様々なデザインスケッチを展開しては3Dプリントで出力するというトライ&エラーを繰り返し、新しいアイデアを模索していきました。

国内外ヒアリング調査

数案に絞られたコンセプトデザインは、社内だけでなく国内外の様々な有識者の方に見てもらい客観的な意見を集めていきます。今回は特にグローバルに響くデザインを目指すため、デザイナーが自ら海外に足を運び、現地のバイヤーの方、雑誌の編集者、契約スポーツ選手の方などに直接ヒアリングを行いました。
デザイナーとしては、これまでに無い新しいG-SHOCKを提案したいと意気込んでいたのですが、想像以上に世界中のファンが、G-SHOCKらしいタフネスデザインにオリジナリティや魅力を感じていることが分かりました。

使い勝手がもたらすスポーティなデザインアイコン

この調査によって、それまで考えていた分かりやすい外見的なスポーティデザインではなく、G-SHOCKらしさを残した普段使いから日常のトレーニングまでをこなす、「スポーツライフスタイルG-SHOCK」という方向性に辿りつくことができました。
ここからはプロダクトデザインの原点に立ち返り、使用シーンから導く、使い勝手にこだわった実用的なアイデアを考えてきました。
ひとつは、2本の針のみが際立つハイコントラストなフェイスデザイン。インデックスをあえて目立たなくすることで、トレーニング中の瞬間的な視認性を高めることができます。そして本体とバンドの間に設けたカバーパーツは、運動中の時計のぐらつきを抑え、腕とのフィット性を向上させます。カラーについても、学校帰りや仕事終わりの暗い場所での安全なトレーニングを考えたビビッドなイエローをメインカラーとしました。
留め具など細かいディテールにもこだわり、シーンに沿った、使い勝手をよくするデザインを盛りこんだ結果、自然とスポーティなデザインアイコンが生み出されていったのです。

G-SHOCKにおけるベストなスポーツ表現

スポーツ×G-SHOCKとはなにかを追求した今回のデザイン。
様々な可能性を模索していく中で、当初イメージしていたスタイルとは異なるアウトプットとなりました。ただ、最終的なデザインは、着けやすさや見やすさといった機能的な価値だけではなく、心理的なスポーツマインドを刺激してくれるような、スポーツライフスタイルに最適なG-SHOCKを生み出すことができたと考えています。

G-SHOCKファンの方だけではなく、若い世代や女性にも手に取ってもらえる、新しいお客様との接点となるG-SHOCKにできたことは、努力した甲斐があったなと嬉しく思っています。
私がそうであったように、G-SHOCKに憧れを持ってもらえるお客様が少しでも増えるように、これからも、より魅力的なG-SHOCKを生み出していけるよう頑張っていきます。

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