遼 Watch!

Vol.062018.06.29

思い入れのある東北・福島での一戦をwatch!

遼watch第6弾は、初参戦となった「ダンロップ・スリクソン福島オープン」。東日本大震災以来、復興への一助になればと、東北の子どもたちとの交流を続けてきた石川遼ですが、思い入れの強いこの地で、ようやく完全復調への力強い一歩を踏み出しました。

2戦連続予選落ちという屈辱から、1カ月弱。課題だったショットは、「ちょっと良くなってきたのが1週間くらい前」と、急仕上げの状態でしたが、初日は7バーディ、2ボギーの「67」をマークして9位タイ。日本プロゴルフ選手権大会の4位タイ以来、4戦ぶりの初日トップ10発進は、自信となったのでしょう。3戦ぶりの予選通過を果たすと、第3ラウンドで本来の石川遼らしい圧巻のプレーを披露してくれました。

怒涛の5連続を含む10バーディで今季ベスト「62」

第3ラウンドは1番で左ピンハイから6mの右に曲がるラインを決めてバーディスタートとすると、4番パー5、8番パー3でもバーディを奪って、前半を3アンダー。さらに、折り返しての後半10番から怒涛のラッシュ。
10番で、わずかに左に曲がる9mのバーディパットを強めにヒットしてカップインさせると、11番、12番、13番でもバーディ。14番の短いパー4では、グリーン手前からの2打目を、グリーンの傾斜を利用して、左奥から戻してベタピンにつける、イマジネーション溢れるアプローチも見せて、見事な5連続バーディ。
この日の石川遼のアグレッシブなプレーは、まだ終わりではありませんでした。16番では、グリーン奥から下りの3打目アプローチを直接カップインさせて、キャディとハイタッチ。最終18番パー5では、フェアウェイからの2打目でアイアン型ユーティリティを握り、ほぼ右ピンハイ5mに2オンさせて、グリーンを囲んだ大ギャラリーを沸かせました。イーグルトライこそ、わずかにショートして決められませんでしたが、楽々とタップインバーディとして、終わってみれば、ボギーなしの10バーディで今季ベストスコアの「62」をマーク。ホールアウト時点では今大会の開催地、グランディ那須白河ゴルフクラブのコースレコードというおまけつき!
猛チャージの原動力となったのは、やはりショットの復調でした。「実感はある。ドライバーショットで、球がねじれない。ストレートボールを打てている。今年は100ヤードくらいの距離でも思ったところに落とせなかったのが、150ヤード離れていても思ったところに落ちると思える。ゴルフをやっていて楽しい」と、納得の表情を見せました。

「今年の中では一番充実した内容だった」

首位タイでスタートした最終日はエンジンのかかりが遅く、12番から3連続バーディを奪ったものの、トップに3打及ばず通算17アンダーの3位タイ。2016年以来、2シーズンぶりの優勝、通算15勝目は持ち越しとなりました。ただ、この一戦で掴んだショットの手応えは、今後の早期復活勝利も期待させる、大きなものとなりました。
また何より、駆けつけてくれた多くの東北のみなさん(4日間で昨年比4,790人増の1万2,003人)に、直接、ベストに近いプレーを届けられたことが、今後へのさらなる励みになったことでしょう。

「次戦 セガサミーカップに向けて」

次戦は1週を挟んで、7月5日からスタートする「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」。2014年、プレーオフを制し、大逆転勝利をつかんだ大会だけに、オープンウィークの練習には、より熱が入るはず。
「今年の中では一番充実した内容だった」「ゴルフをやっていて楽しい」石川遼らしい発言がまた聞ける事、そして「完全復活」を皆が待ち望んでいます。 さらなる進化に期待し、引き続き石川遼を応援し続けましょう!

※バーディ数は、本ページトップページにある「遼バーディ・カウンター」をご覧ください。