遼 Watch!

Vol.042018.05.30

ツアー史上最長の8,007ヤード!
モンスターコースに挑んだ一戦をWatch!

遼watch第4弾は、「~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2018」です。
今大会の目玉はなんといっても、総距離がツアー史上最長となる8,007ヤードに設定されたこと。2番パー4は532ヤード、4番パー3は257ヤード、16番パー5は705ヤードなど、プレーヤーたちに息つく暇も与えないほどに、長いホールがズラリと並びます。ただ、それでも石川遼は、「すばらしいセッティングですね」とコースを絶賛。アメリカで長年、難コースと向き合ってきたからこその、この言葉だったことでしょう。
もちろん、課題だったドライバーショットに光が差し始めたことも、コメントの明るさの要因になったのは間違いありません。スイングについて、「だいぶクリアになってきた」ということですが、きっかけとなったのは、前週に行われた『関西オープンゴルフ選手権競技』の2日目。後半の5番パー5を迎えた際、「打っても真っすぐ飛ぶ気がしなかったので、思い切り振ってやろうとフルスイングした」ことで、このショットから改善への糸口を見つけ、「思い切り振ったのに、結果、バランスが良かった。自分からバランス良く振ろうとしてもダメなんだな、と収穫になりました」とコメント。
効果は数字にもはっきりと表れました。関西オープン最終日には全体の9位タイにあたるフェアウェイキープ率71.43%を記録。つかんだ手応えは、週が変わっても揺らいでいませんでした。

しかし、何かが良くなれば、また別の問題が顔を出すというのも、ゴルフによく見られる難しい部分。迎えた初日、「悪い感じがしなかった」というドライバーショットは、フェアウェイキープ率57.14%とまずまずの数字でしたが、この日は、「左、左に行っていた」というアイアンショットが石川のスコアメイクに影を落としました。パーオン率は50%となって、トータル2オーバーの65位タイ。

「(不調の原因を)ちょっと探っていこうかなという状態。後半、PWは2回ともすごく良いショットが打てたので、そこと6Iの違いとか…。打っていれば気付けると思う」
 強い風が吹く難しいコンディションとなった2日目。石川は、粘りのゴルフを展開しました。残り3ホールとなる15番まで、1バーディー、2ボギーで、予想カットライン内にしっかりと踏みとどまるプレーを披露。しかし、16番のモンスターパー5が、石川の決勝ラウンド進出を阻みました。この長いホールで重要なドライバーショットが右の林に出て、2打目を右ラフまで戻しても、残りはグリーンエッジまで約260ヤード。そこからグリーンを捉えるのに3打を要し、4mほどを残したボギーパットも、打ってすぐに歩き出すストロークとなり、痛恨のダブルボギーで通算5オーバー。1打足りずにレオパレス21ミャンマーオープン以来の今季2度目の予選落ちとなってしまいました。

ただ、ホールアウト後の石川の落胆ぶりは、それほど大きくありませんでした。「悪くないと思っている」と言うゴルフの内容が、彼の気持ちをプラスの方向に持っていってくれているのでしょう。

翌土曜日は、次週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」開催コース、宍戸ヒルズカントリークラブにおいて、自身もツアーに提案していた「土曜日プロアマ」がミズノ主催で実現し、石川も参加。ジュニアゴルファー育成を目的とした大会ということで、子どもたちとの笑顔あふれる時間を楽しみました。心身ともに休まり、メジャー第2戦に向けて、言葉通りの良い準備になったことでしょう。リフレッシュした石川遼に、次週こそは優勝争いを期待しましょう。

※バーディ数は、本ページトップページにある「遼バーディ・カウンター」をご覧ください。