遼 Watch!

Vol.152018.12.7

2018年最終戦に相応しい激闘!
猛チャージで締めた熱き優勝争いをWatch!

≪シーズン最終戦、ここぞという場面で力を発揮する男≫

前週の「カシオワールドオープン」を経て、2年ぶりに「ゴルフ日本シリーズJTカップ」への出場権を得た石川遼。わずか30人だけが戦うことを許される大会に、最後の30番目で進出となったことについて、「崖から落ちたと思ったら、服が引っ掛かった感じです」と、控えめな表現をしていましたが、さすがは良い星の下に生まれてきた男です。このチャンスを生かし、シーズンを締めくくるにふさわしい見事な戦いを見せてくれました!

初日を4バーディ、2ボギーの2アンダー、7位タイでスタートすると、2日目にはさらにバーディを量産し、6バーディ、4ボギーの2アンダーで通算4アンダーの2位タイに浮上。3日目はノーバーディ、1ボギーの1オーバーでスコアも順位も落とし、通算3アンダーの5位タイとなりましたが、逆に首位との差は前日の4打から3打へと縮まりました。完全に今シーズン初優勝を視界に捉えての最終日です。

≪最終日で魅せた!“完全復活”を匂わせる猛チャージ≫

「誰が勝つかわからないです。人数が絞られていない分、かなりシビアな戦いになる」と気を引き締めて臨んだ、2018年最後の18ホール。1番では、1打目を左の崖下の10番ホールに打ち込み、ダブルボギーと厳しいスタートとなりましたが、3番のバーディから石川の猛チャージが始まりました!6、7番と11、12番で連続バーディを奪うと、14番では110ヤードの2打目がベタピンについて大歓声。通算7アンダーで、順位は2位タイにまで浮上。

さらに17番もバーディとし、通算8アンダーのトップタイ。ここまでくれば、名物の難ホール、最終18番パー3もバーディとして一歩抜け出したいところですが、本当にそういう場面を演出してしまうから、石川はやはり役者です。左奥約6mからのバーディパットは、右に曲がる大きな円を描いた後、強烈な下りの傾斜に乗ってカップへ一直線。しかし、誰もが入ると思った瞬間、ボールはわずかにカップの底を覗きながら左を抜けていきました。

このホールをパーとして、石川は3人によるプレーオフへと進出しましたが、1ホール目でボギーを喫し、敗戦。しかし、第4ラウンドの最後のバーディパットに対しては、「次につながるパットだった。優勝の可能性を感じさせるパットができた」と、納得の様子でした。悔しさが募る反面、最終戦で今年一番とも言える戦いを見せられたことにも、きっと満足感を覚えていたはずです。

≪今年の活躍を振り返って≫

2018年を振り返れば、アメリカから戻ってきての1年目で、選手会長にも就任。ツアーを盛り上げるため、オリジナルピンフラッグの発売や、フューチャーGOLFツアーの開催など、さまざまな施策を実行するために奔走してきました。また1バーディを獲得するごとに1台ずつ、CASIOとともに同社製の電子辞書を全国の小学生にプレゼントする、「遼バーディ・チャレンジ」も、ゴルフ界や子供たちのことを思う石川らしい企画でした。

ツアーでは、夏に熱中症による戦線離脱を強いられ、ドライバーの不調から思ったように成績を挙げられない苦難も多々味わいました。さらに、石川にとっての大一番であるホスト大会「カシオワールドオープン」で40位タイと振るわず、不甲斐ない思いも感じたことでしょう。

しかし、優勝こそできなかったものの、大きな変化を伴ったなかで、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」を2位とし、最終戦もしっかりと2位タイで締めるあたりは、節目で大きな力を発揮する石川らしいシーズンだったとも言えます。来年は、選手会長兼プレーヤーという立場にも慣れ、復調気配のドライバーショットもさらに研ぎ澄まされていくことでしょう。

必ずや、通算15勝目のシーンを見せてくれるはずです。ぜひ、2019年の石川遼のプレーに、より一層ご注目ください!

引き続き、皆さまの応援メッセージ、コメントもお待ちしております!